【労働】yuyuがプロ野球選手にならない理由。
ぼんじょるの、yuyuです。
手前味噌ではありますが、
進学、就職、結婚などライフイベントを順調にこなしている私であります。
でもその一方で、未だに
「あーお笑い芸人ってめっちゃ楽しそうに仕事してんなー」
とか
「結局のところ、ミュージシャンが一番かっけーな」
とか本気で思うんです。
なんなら、
「メジャーリーガとかプレミアリーガーになって、何十億プレイヤーになってたらなー」
とか
「宝くじか株かなんかで一発当てて、大金ゲットできねーかなー」
「というか、もう仕事めんどくせーしフリーターでだらだら生きてーな」
とか考えちゃうダメなオトナなんです。
(こんなんで旦那として、父として大丈夫なんでしょうか?)
まあそれでも、なんだかんだ堅実に会社員を気に入ってやってるわけですよ。
そう、憧れてはいるけど、別にプロ野球選手にはならないんですよ。
って話を・・・・。
プロ野球選手にならない理由
理由①休日の少なさ
はい、会社を選ぶ上で最初に見ると言っても過言では無い「年間休日」。
ここで、ざっくりプロ野球選手の休日数を数えてみましょう。
1月: オフなのでざっと31日。
2月: 春季キャンプ。チームによってマチマチではあるが、だいたい8日。
3月: OP戦およびファーム公式戦。開幕前の休みもあるしおおよそ8日。
4~9月: シーズン中はとりあえず月曜は休日で月4日。
10月: 延期試合およびポストシーズン。だいたい月の半分くらい15日。
11月: 秋季キャンプ。2月同様で8日。
12月: オフ。31日。
合計、125日!!
1月: 5日。
2月: 4日。
3月: 4日。
4~9月: 月2日。
10月: 10日。
11月: 4日。
12月: 5日。
理由②: 給与の不安定さ
なんで働くかって、そりゃ「お給料」貰うためだよね。
プロ野球選手と言えば、
何千万という契約金で入団できて、
活躍を重ねると何億という年俸で納得がいくまでプレー、
引退後も監督やコーチ、あるいはテレビの解説やコメンテーターとして数千万の報酬を得る。
ってな華のあるイメージが強い。
でも、そんな活躍ができるのはほんの1部の実力者だけ。
例え個人タイトルを獲ったとしても、単年の活躍では30過ぎの下り坂には自由契約。
ドラフト下位指名の選手に至っては2~3年で戦力外通告されることも。
前者の場合は「球団職員」という形でポストを貰えることもあるけど、
後者の場合は文字通り"クビ"である。
そういう選手は当然活躍ができてないわけで、年俸も1千万とかそれなり。
プロ野球選手といえども、その辺の一般企業の課長部長と同じくらいの給料しか貰えてないわけで。
半数くらいの選手はお金に不自由の無い、みたいな状況ではないのである。
終身雇用が崩壊したとか言われてるけど、
デカい不祥事起こしたり、会社がめっちゃ業績落としたりしなけりゃ、よほどクビになんてならない今の時代。
単年ではたくさん稼げるけど、長くても40歳くらいまで、多くはそれ以前に仕事が無くなるのがプロ野球。
理由③: 勤務地が不定
新卒学生さんは意外と気にしてないけど、「勤務地がどこか」って大事だよね。
勤務地によってだいたいの生活拠点が決まってくるから、勤務地が休日の過ごし方から将来のお嫁さんまで左右してしまうのである。
ということでプロ野球選手の勤務地について考えてみよう。
シーズン中はアウェイゲームが半分なので、それだけ地方遠征しなくてはなりません。
残りはホームゲームだけどどこの球団も地方開催やってるし移動日もあるので、実質シーズン中の半分強がお家に帰れない日になるわけである。
日程キツキツの場合は、前日の夜に延長12回まで試合したにも関わらず翌日の午前に飛行機で長距離移動して夜にまた試合・・とか。
うーん、地獄。
乗り物が好きな人や一か所に定住したくない人は構わないかもしれないけど、私は無理です。
だって猫飼えないし。
ARKやコナンアウトキャストで建築消えちゃうし。
そして地味にキツそうだなーと思ったのが、千葉ロッテと日ハムの1.5軍的なポジションの選手。
千葉ロッテのホームスタジアムがQVCマリンフィールド(幕張)で2軍球場が浦和球場。
日ハムに至ってはホームスタジアムが札幌ドームで2軍球場が鎌ヶ谷スタジアム(千葉)。
遠すぎる。
あまりにも遠い・・・。
「ちょっと怪我人出たからすぐ札幌来て。」とか言われてもマジきついっすね。
シーズンオフも春季キャンプが九州や沖縄への強制合宿だし、若手はウィンターリーグ等で海外へ駆り出されるしで飛ばされること多し。
とにかく、出張多いどころの騒ぎでないくらいあっちこっち飛び回らなきゃいけない、お家でゆっくり過ごせないのがプロ野球選手なのである。
理由④: 野次とかいう超ハラスメント
パワハラやセクハラに始まりアルハラ(アルコールハラスメント)やらカラハラ(カラオケハラスメント)など、
なんだかよく分からないものまで生まれてる、今日の「ハラスメント」。
今時はコンプライアンス的ななにがしかの都合で、どの会社もハラスメント防止を徹底してる中、プロ野球界(というか興行スポーツ全般)には"野次"というスーパーハラスメントが存在するわけである。
活躍できなかったり大きなミスをするとファンから大きな野次が飛び、
活躍できたらできたで相手チームのファンからの野次が飛んでくる。
打っても一緒や!
そして、何といっても野次ってくるヤツらはファンかなんか知らないけど見ず知らずの他人である。
これって一般社会で考えるととんでもないことだよね。
例えば、今日は会社の大事な大事な取引先への営業に行くとしよう。
気合入れてお客様のところへ行ったはいいものの、前日の準備の疲れと極度の緊張でボロボロ。
結果、交渉は上手くいかなかった。
「まあこんな時もあるよ」
先輩は優しく慰めてくれつつ、自社への帰路に着く電車の中。
「あれ?あいつ○○社のyuyuじゃね?」
「おいおい、お前のせいで会社の利益が減っちまうじゃねーか!」
「営業ひとつできないなら会社なんか辞めちまえ!」
上司に叱られるならまだしも、見ず知らずのヤツらに遠慮のない怒号を飛ばされる。
おそらくどんな会社で働くよりもハラスメントを喰らってることになるだろう。
プロ野球選手のメンタルってすげえな。
まあ、ファンありきなんでしゃーなしなんですけどね。
まとめ
はい、というカンジでプロ野球選手の嫌な部分をまとめてみました。
とはいえ、努力して個人タイトルを掴む、チームメイトと協力して優勝を目指す、
そして何より、たくさんのお客さんの声援を受けてプレーできることは何よりの喜びだと思います。
まあ、性格ちょっと歪んでて妙に現実的なところばっかり見えてしまうyuyuはこう見えるってところね。
なので、ちびっこ野球少年たちはどんどんプロ野球選手目指して頑張れ。
っていうか、頑張れ東京2020!!
?
おわり。