yuyuの戯言

ひねくれこそ力なり。

【野球】バントの必要性についてのyuyu的見解。

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どうも、ヤクルトファン兼任野球ライターのyuyuです。

 

去年の大不振から一転して、

今年のヤクルトは勝率5割をウロウロながらも2位につけてるぜ!

 

その要因は、怪我人が少ないとか勝ちパターンが確立できた等いろいろあるけど

2番・青木宣親を固定できているのが大きいんじゃないかな。

青木は打率3割3分超え(2018.9.14現在)なので、2番ながら当然バントはさせないわけである。

2015年の2番・川端を彷彿とさせる2番の強打者がガッチリはまって、ヤクルトの打線は強力になっている。

 

そうなってると疑問になってくるのが、バントって必要なのか?ってこと。

昔から野球の戦術として使われているバントだけど、実際どうなのか。

というわけで、バントについてちょっと語りたいと思うんだわさ。

 

 

 

なんのためにバントするの?

 

まずは、そもそもバントってなんでするのか?ってことを押さえておくのが大事でしょう。

バントをすると、アウト1つと引き換えにランナーを進めることができる。ヒットを打たずとも。

んでランナーが進んでると、ヒットなりエラーなりで点が入りやすくなる。

そうすると、試合を有利に運ぶことができて勝利できるのである。

要するに、バントの目的は「得点の入る確率を上げ、試合に勝つ」ことである。

色々と考え方はあるだろうけど、おおよそは合ってるはず。

この目的を基準にバントの必要性を考えていきましょう。

 

バントしない方がいい例

 

じゃあ、具体的な例について。

まずはバントしない方がいい例から。

なお、基本的にはノーアウトランナー1塁くらいを想定してます。

 

・打者がOPSの高い選手(強打者)のとき

何当たり前のこと言ってんだ?って思うかもしれないけど、

意外とバントさせてるチームある。

今季のヤクルトで言えば、OPSが.800近くある坂口が結構バントさせられてる。

当たり前になってるけど、長打力あって最多安打も獲得したことがあるカープの菊池は毎年のように最多犠打を獲得してる。

でも、これだけの強打者はバントすべきじゃないでしょう。

OPSだと分かりづらいので、長打率と出塁率で分けて考えるよう。

長打率が高い選手なら、ランナーが1塁でも長打1本でランナーを返してしまえる。

出塁率の高い選手なら、かなりの高確率で単打ないしは四球でアウトを与えずにランナーを進められる。(貯められる。)

バントするより普通に打席に立たせたほうが、得点を取りやすい。

 

・相手投手が不調なとき

まあこれも当然のことでしょう。

アウト献上するまでもなく、甘い球をヒットにしたり制球定まらないところで四球選んだりすればいい。

1点どころではなく、ビッグイニングを作れる。

 

・次打者の長打率が低い、または1塁ランナーが鈍足のとき

これは常々思ってたこと。

バントをして1アウト2塁になった後のことを考えたら、バントしない方がいいじゃん?って思う。

上記の場合では、相手の外野前進守備で単打1本とヒットもう1本無いとランナーが帰れない。

2連打ありきのバントよりかは、ノーアウト1、3塁期待で1アウト2塁狙いのヒットエンドランのほうが良さそう。

 

・打者が左打ちのプルヒッターのとき

忘れられがちだけど、ノーアウトか1アウトで1塁ランナーいると、一二塁間がら空きですぞ

通常よりヒットの確率が上がるので打たせましょう。

1塁ランナーいるとき打率すごいヤツ結構いるって。

 

・自軍先発投手が谷間のとき

例えば、5回4失点でも御の字くらいの谷間ピッチャーが先発してるとき。

安心して試合進めるには6~7点くらい取りたいよね。

そういう状態ならバントなんかせずに、ランナー貯めて大量得点目指したい。

せこせことバントで1点ずつ点とれたけど、7-4で采配負けとか悔しい。

 

バントした方がいい例

 

では、どういう場面ではバントした方がいいのか?

 

・自軍先発投手がエース級のとき

特に、お互いがエース同士のカードのとき。

2~3点取れれば勝てるという試合なら、最初から2~3点だけ取りにいく采配でいいじゃん。

 

・サヨナラのチャンスを作れるとき

サヨナラに限らず、試合を決めるランナーを進められる場合。

守備側からすれば絶対点を与えられないので、無理やりでも前進守備を敷かなければならなくなる。

ランナー2塁の外野前進守備では深い外野フライが全てヒットになるし(ポテンが無くなるけど)。

ランナー3塁の内野前進守備では早い打球がほぼヒットになるし、ボテボテのゴロでもランナー生還の可能性がある。

もっと言うと、バッテリーミスでも点を取れるし、それを恐れて浮いた投球にも期待できる。

相手にプレッシャーを与えるためのバントなら全然あり。

 

まとめ

 

答えはシンプルで、バントした場合と普通に打たせた場合のどちらが点を取れるか考えればいいだけ

 

ただし、それはバッター、ランナー、ピッチャー、守備、イニング、点差など無限の要素が絡んでくる

だから首脳陣は頭を悩ませてサインを出して、采配ズバリ!とか、戦術ミスとか言われるんだろうね。

 

結論として、バントは多用すべきでは無いけど状況によっては大きな武器になると思う。

 

え?全部解説から聞いたことあった?

うるせえ!

 

おわり。