yuyuの戯言

ひねくれこそ力なり。

「odd or even… or futuu」奇数・偶数デッキについてアレコレ。

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ウィッチウッドの森に迷いこんで、もうすぐ2週間経つわけだけど...

 

メタが回るの早すぎじゃない?

 

色んなデッキが流行るのは環境初期の風物詩ではあるけど、

 

数日で流行り廃りがグルグル...ってのは初めてじゃあ。

 


メタ考えながらいつものようにテンポローグ他を回してたけど、

ランク1の星3まで行ったと思ったら、

次の日には大型連敗でランク4まで(^o^)

 

この異様な環境を作ってる一番の原因って・・・・・・


奇数・偶数デッキだよね?!


ということで、向こう2年くらいスタンダードに居座るであろう、

奇数・偶数デッキ

について、ちょっと語りまうす。

 

 

 

奇数・偶数デッキとは


このどマイナーブログを読みに来るようなマニアックハースプレイヤーには不要かもしれないが、一応説明しておこう。

 

 

奇数デッキ

 

デッキ内のカードのコストを1,3,5,7,9(奇数)に縛って、「月を食らうものバク」の効果を使用するデッキ。

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 序盤からアップグレードヒロパ打ちまくりや!

 

 

偶数デッキ

 

一方で、デッキ内のカードのコストを0,2,4,6,8,10(偶数)に縛って、「ゲン・グレイメイン」の効果を使用するデッキ。

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奇数ターンは余ったマナでヒロパが打てるよ!

 

 

普通のデッキ

 

奇数デッキでも、偶数デッキでもないデッキ・・そう、普通のデッキ。

別に、デッキに入れるカードのマナコストなんて気にしなくていい!

とても自由度のあるデッキ

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なんとなく画像載ってけてみたけど、説明とは一切関係ございません。

 一応、普通のデッキとの比較もするからね。

 

 

これまでに見なかったカードが・・

 

過去の記事で、奇数・偶数デッキというコンセプトを導入する時期が変だと苦言を呈しました。

偉そうに。

 

www.yuyu12880.com

要するに、

 

新年明けましておめでとうの今はカードプール少ないじゃん?

具体的には、クラシック+スタンダードとマンモス年の3セット+ウィッチウッドだけ。

奇数・偶数デッキ組もうと思うと、ただでさえカードの選択肢減るのにどういうことさ!

 

ということである。

 

ただ、実際のところカードプールが少ないことは

これまで陽の目を見なかったカードが使われることに繋がった!

 

実例を挙げると、以下が奇数パラディンのリスト(のひとつ)。

某サイトから転用。

 

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あれ・・なんかいねえ?

 

 

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強く打て、そして早く打て!

 

クラシックカードで、スーパービギナー以外はおぼお世話にならなかっただろうコイツが使われるようになるとは・・。

 

こいつ以外にも、弱くはないけどわざわざ入れるほどでも・・くらいのカードが

選択肢が少ないからこそ選ばれるようになった。

 

なんやかんや2年以上ハースストーンやってる私からすると、感慨深いものがあるねえ( 一一)

 

 

 

奇数・偶数で縛るメリット

 

やっと、本題的なところ的なところに入っていきます。

 

奇数・偶数デッキのメリット=強さについて。

 

そりゃヒロパが強くなるからだろ!

とみんな思うでしょう。

 

結局のところ、

その通りなんだけど、

もうちょっと掘り下げると、

 

①手札消費を抑制できる。

②デッキの安定性を上げることができる。

③息切れしないデッキタイプになる(偶数パラ)

 

の、3点に繋がると考えておりまする。

 

 

①手札消費を抑制できる。

 

これはもう、奇数パラディンやってた人なら分るでしょう。

 

奇数パラではヒロパがアップグレードしてシルバーハンド新兵2体出せる。

もろにジャングルの遭難者と同じことができるわけである。

 

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流石に1マナでは使えないが、手札消費無しでジャングルの遭難者毎ターン使えるってすごい。

 

通常のアグロデッキであれば、たくさん展開するとすぐ手札が無くなってしまうが

相手のAoE警戒して手札をある程度溜めつつ、攻めることができる。

 

これは、奇数メイジで手札消費無しで2点除去を自由に飛ばせることや偶数シャーマンで1マナミニオン手札から出す代わりにトーテム出せることも同じことである。

 

 

②デッキの安定性を上げることができる。

 

とりあえず、奇数・偶数デッキはヒロパを中心にデッキを組むわけであり、

マリガンした結果、どれだけゴミみたいな初手でも必ずヒロパは打つことができる。

 

普通のデッキは自由度があって1マナも2マナも3マナも入れられるけど、

逆に言えば、

先行1ターン目から攻めたいのに2マナミニオンしか来なかったり、

3ターン目にテンポ良くミニオン出していきたいのに2マナミニオンばっかり手札にあったり

の可能性も存在する。

 

多くのアグロ系奇数デッキのマナカーブを見てみると、

大多数の1,3マナカードと多少の5,7カード、そいで9マナのバク、

というカンジになっており、

少なくとも出したいコストのカードが手札にある可能性は高い。

 

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③息切れしないデッキタイプになる(偶数パラ)

 

3つ目は偶数パラディンに限った話。

 

正直、バクはともかくゲン・グレイメインの効果については疑問だった。

1マナヒロパって強いとは思うけど、デッキタイプ縛ってまで欲しいか?

偶数デッキ組むくらいなら普通のデッキで良いんではないか?

ということ。

 

ただ、現在(2018.4.24)、Tierトップに君臨する偶数パラ。

使ってみても分かったけど、そういうわけじゃないんだね。

 

またまた、転用して偶数パラのリスト。

 

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最初にリスト見たときも、中立の強い2マナとパラディンの強い4マナさえあれば、普通のデッキでいいじゃんと思った。

 

でも、実際に普通のデッキ組もうと思ったら・・

 

強いカード入れる枠がねえじゃん!

 

1マナや3マナのカード入れてたら、4マナの強カード入れる枠が無い。

6マナや8マナのカード入れる枠なんてもっと無い。

 

個人的な偶数パラディンの強さは、

 

1ターン目をヒロパ、3ターン目を2マナミニオン+ヒロパ(先行の場合)で必要十分な動きをしつつ、後半にも強いカードを採用できるところ

 

だと思ってる。

 

①と②の手札維持と安定性に加え、ミッドレンジ・コントロールデッキにも息切れしない構築を組めるわけである。

 

 

さいごに

 

流行ってる奇数・偶数デッキではあるが、

 

実際のところアグロ系奇数デッキと偶数パラ+奇数ウォリアーくらいで、

専用の奇数・偶数カードってほんとんど使わてない。

 

このへんは、次拡張以降の追加に期待したい!

 

おわり。