【ドラゴン年】テンポローグの”これまで”と”これから”。2019ver.【ハースストーン】
なんやかんやハースストーン歴も3年半くらいになったyuyuなわけですが、
1番好きで1番たくさん回したデッキって何?と聞かれたら、
おそらく"テンポローグ"になるんだろうなあ。
今回はそのテンポローグについて、ドラゴン年突入直前に記事にしたよ。
なんかちょうど1年前にも同じような記事書いてた。
被る部分もあるけど、もしかしたら今後存続しなくなるかものテンポローグだから改めて書いてく所存でごわす。
テンポローグの誕生、全盛期
テンポローグが生まれたのは騎士団環境。
同拡張で追加された"ケレセス公爵"を生かしたデッキとして誕生した。
「2マナミニオン無しでどうやって攻めるんだよw」
とか認識されていたケレセスだったけど、見事に期待を裏切ってくれました。
1マナと3マナが分厚くて、船長のお供として2/2のパッチーズが飛んでくるパワープレイもあり。
そしてなんと言っても2マナのヒロパが十分強い。
アリーナでメイジと並んで最強クラスだったローグ選択して好き放題ピックしたようなデッキだ。
ザリルとかシャクとかめっちゃ懐かしいいいぃぃ。
瞬く間にTier上位デッキへと食い込んでいく。
んでコボルト拡張でさらにエルフの吟遊楽人や回廊漁り蟲を獲得。
AoE等でボードクリアされても0/5/5のオナホ蟲を展開したり、吟遊楽人でハンド補充したりと長期戦でも戦える仕様に。
これによって、近年でも最強デッキだったラザカスプリーストと双璧を成すデッキにまで成長した。
テンポローグの衰退
そんなカンジで順風満帆だったテンポローグですが、ブリザードに目を付けられてしまう羽目に。
2018年1月に発表されたパッチ10.2によって、主力であった"海賊パッチーズ","ボーンメア","回廊漁り蟲"のナーフを宣告される。
これによりラダーのテンポローグが激減し、ついに終わりを迎えた。
・・・と思いきや、使ってみたら戦えないことも無く、
2018年3月シーズン、yuyu氏がテンポローグでレジェンド到達。
テンポローグでランク5から87-62(58%)で、ついにレジェンド達成!ソニアちゃん大活躍。やっぱナーフくらってもテンポローグ強いままだったんだな。 ワタリガラス年でのテンポローグ復権を願って拡散希望。 pic.twitter.com/X1Ty40bRXW
— ゆゆ yuyu#12880 (@yuyu12880) 2018年3月26日
ラザカスプリがナーフどころか消滅したことや、ナーフされたカードが全部中立でダメージを食らったのはテンポローグに限らなかったことが戦えた理由だっただろう。
ということでナーフによっては言うほど衰退はしてなかった。
そしてワタリガラス年へと突入。
テンポローグはスタン落ちで"怪盗紳士"を失ったくらいだった一方で、"ヘンチ・クランのゴロツキ"とかいう実質ローグのクラスカードである中立を得た。
テンポローグ強化!かとルンルンしていたが、ワタリガラス年のテンポローグは肩身が狭く・・・・・。
主な原因が、そうコイツ。
テンポローグはウィッチウッド拡張から登場した"奇数デッキ"が大の苦手だった。
まず"奇数パラディン"。
もともとマロパラや新兵パラディンなど横展開のデッキには弱かったテンポローグであるが、序盤から小さいミニオンを並べまくる奇数パラ相手にボードを取るのが難しい。
画像を見ても分かるように、途中でレベルアップ!が消えたり、含み笑う発明家が参入したと思ったら消えたりしたが、通して苦手な相手であった。
続いて”奇数ローグ”。
おおよそテンポローグをアグロ化したようなデッキ。
とにかくダガーの性能差が顕著に出るマッチであり、序盤のテンポを取られるわ顔を勢いよく詰められるわでとってもキツい。
レイトゲームになればマナカーブや吟遊楽人の関係でテンポローグに分があると思われるがだいたいレイトゲームにならない上に、マイラの不安定元素とかいうマイラより人気なカードも出てきた。
画像を見ればわかるように、途中で冷血が・・(ry。
そして”奇数ウォリアー”。
とにかく除去が豊富&アーマーもりもりで、テンポローグに限らずほとんどのビートダウンデッキの脅威であるデッキ。
ウィッチウッド期はそうでもなかったが、メカメカ拡張でスーパーコライダーやダイノマティック、ドクターブームを得られてからはほとんど歯が立たなかった。
ついでに奇数デッキ以外で苦手だったのは、ウィッチウッド期に突如現れた"ヒールズー"である。
ヴードゥーの呪術医やキノコ法師におまけでハッピーグールが付いてくるムーブが、パッチーズが飛んでくるムーブの比ではなかった。
最序盤でボードを取られてしまうとなす術が無く、きのこぱんちからの俺を呼び出した野郎はどいつだ。
メカメカ環境で魂箱やドッペルインプも配られちゃったしね。
とまあ、テンポローグ自体は弱くなってなかったがまわりのデッキがパワーアップしすぎてラダーでは戦えなくなってしまった。
アグロをメタろうとすれば「奇数ローグでよくね?」ってなるし、奇数ウォリをメタろうとすれば「もうテンポデッキじゃなくね?」ってなってしまうとさ。
ドラゴン年のテンポローグ
以上を踏まえて、新年のテンポローグについて。
まずは"テンポローグ自身"について。
とにもかくにも、採用カードの多くがスタン落ちします。
"ファイアフライ"、"ヴァイルスパイン・スレイヤー"、"菌術師"、"エルフの吟遊楽人"、そして何より"ケレセス公爵"と挙げたらキリがないあああああ。
特にケレセス公爵はデッキのコンセプトカードであったため、テンポローグが組めなくなるわけでは無いが大きく構築が変わってくることになる。
これらに入れ替わるようなカードというと・・・
新拡張の爆誕!悪党同盟の全カードが公開されました。
それなりにテンポカード配られているようだが、ローグは泥棒カード推しなようでテンポローグでなくテスローグが強化される模様。(それはそれで楽しみだけどね。)
一方でテンポローグ以外の"環境"について。
皆が待ち焦がれたマンモス年のインチキカードである、"クエスト"、"デスナイトヒーロー"、"レジェンド武器"などのOPカードがスタン落ち。
そして"月を喰らうものバク"と"ゲン・グレイメイン"の殿堂入りによって、奇数偶数デッキが消滅します!
うっひょおおおい!
テンポローグが大の苦手だった強力なアグロデッキがラダーから消え(おそらく)、環境全体のカードパワーが小さくなります(たぶん)。
それはどういうことかと言うと、デッキタイプが違えど多くのデッキがそれなりに盤面を作っていくデッキになると言うことや!
アリーナみたいに序盤から馬鹿みたいに強い動きができないし、終盤に数枚のカードでゲームをひっくり返したりできないからね。
そうなってくると、コンボカードやヒロパで優位なテンポローグ、あると思います。
テンポローグの新構築
ってなカンジで新年の予想をしているわけですが、
じゃあラダーで戦えるテンポローグはどういう構築か?って話ですわ。
ざっくり考えたリストがこおんなカンジ。
はい、前年と変わらず2マナミニオン無しのマナカーブ、フックタスク船長をエースに添えた構築。
もともとケレセスを使うための2マナ無しスタイルではあったが、このマナカーブってすごい発明だと思う。
先行2ターン目はヒロパ(ヘンチ・クランのゴロツキや沼地のドレイクも見据えて)、後攻2ターン目はコイン2マナミニオンで動く前提なら2マナミニオンいらなくなる。
2マナミニオン採用しないことで3マナを多めで序盤の動きが安定するし、後半のコストの高いカードを増やすこともできる。ドローカードの少なくなった今、デッキトップを強くするのも大事なこと。
新カードほぼ採用してないけど、そのへんの考察。
それなりのスタッツに手札補充で優秀なので採用。
発見なら1枚くらい使えるやつ入ってるだろ。
海賊だからフックタスク船長から飛んでくるのは、嬉しいのか悲しいのか。
2ターン目に雄たけび発動は不可能だが、中盤でも2/3/4急襲は強力。
とりあえず2ターン目のテンポに使っても悪くない。
もっと泥棒デッキに寄せたほうが強そうだけど、環境によっては採用あり。
だいぶ強いカードだけど、上記以上にデッキ寄せないと安定しなさそう。
トゥルーシルバーが強いんだから、武器としての性能は強いに決まってる。
ただ、断末魔のほうがデメリットになり得るので惜しい。
でも腹裂きと交換候補かな?ってか腹裂き2枚よりピック2枚のほうが普通に強くねえか?
普通に強いカードだと思うけど、テンポがとれないのが残念なところ。
雄叫びミニオンが多いので採用可能だけど、テンポとれてないと弱い。
遅いデッキが多いようであれば、手札補充としてありよりのあり。
おそらく使われるであろう、秘策パラディンやマーロックシャーマンなどのメタを呼んでウーズやナーフの雨やら何やらの採用もありだと思ってる。
さいごに
さあいよいよ、ドラゴン年がすぐそこに!
新環境が楽しみで、ただでさえインフレしてるのにさらにプレリリースのヴァルゴスが加わってトンデモなくなってる現環境をプレイする気になりません!
はよパック剥きたいな。
終わり。